ダダモレ。

広告会社ではたらく26歳女子のひとりごと。未来はまだまだ見えませんが、きょうも、どうにか、生きています。

どっちが新人か

もう4年目。

 

いい年次だ。

 

中学生だったら、

高校生になってる。

 

高校生だったら、

大学生になってる。

 

大学生だったら、

内定者になってる。

 

 

 

いままでの人生で、

4年もつづければ、

だいたいのものは卒業してきた。

 

この、仕事というものは、

どうやら、そう簡単に卒業させてくれないらしい。

 

この、仕事というものは、

どうやら、そう簡単に一人前にしてくれないらしい。

 

 

 

来年の春、入ってくる新入社員につけるメンターを

次長が探している声が聞こえた。

 

「あいつはどうですか?」

という先輩の声に対して、

「あいつはまだ、どっちが新人かわかんないじゃん」

と、声を低くひそめて言っているのが聞こえた。

 

 

 

 

 

 

くやしい

くやしい

くやしい

 

 

 

 

 

 

 

もう、いい年次だよ。

もう、新人くらいは少なくとも、卒業してる年次だよ。

 

でも、わかっているんだ。

自分に力がないことは。

 

次長がそう言っちゃう感じも、

正直じゅうぶんわかってるし、

正直メンターなれって言われても困る。

 

でも、自分をそうやって客観視できている

その現状に甘んじている自分もいる。

 

 

言い訳してる。

 

 

 

「この職種の一人前は、10年目くらいからだし。

 

 まだ大丈夫。

 まだ大丈夫。」

 

 

 

ああああ、

いつまでそう言ってんだい。

 

 

 

早くひとり立ちしたいなあ、本当に。

 

 

 

そのために、

目の前の仕事をもっと

責任もってやれってんだ。

 

つまんない仕事も。

磨耗する仕事も。

 

 

私を選んでくれた仕事だ。

 

 

それで、ごはんを食べてるんだ。

 

 

全部食い尽くして、

肥やしにしなくちゃ。

 

次、おなじ仕事がきたら、

左手で書けるようにしなくちゃ。

 

 

 

思い描いているだけじゃ、

成長しない。

頭を、手を、動かさないと。